CentOS 7.9 にPHP 5.5 をyumでインストールする
CentOS7にPHP5.5をインストールしていく手順です。デフォルトのyumではPHP5.4までしかインストールできないため、EPELとRemiを追加しています。
$ yum -y install epel-release
$ yum -y install http://rpms.remirepo.net/enterprise/remi-release-7.rpm
$ yum install --enablerepo=epel libmcrypt
$ yum install --enablerepo=epel libraqm
$ yum install --enablerepo=remi,remi-php55 php php-mbstring php-xml php-xmlrpc php-gd php-pdo php-pecl-mcrypt php-mysqlnd php-pecl-mysql php-devel php-mysql php-bcmath php-sockets php-xml which
$ php -v
$ yum -y install httpd
$ yum --enablerepo=remi-php55 update
$ systemctl enable httpd.service
$ systemctl start httpd
【 以下解説 】
Remi で提供されているソフトウェアをインストールするためには EPEL のリポジトリも必須要件となっていますので、先に EPEL のリポジトリの追加を行った後に Remi のリポジトリを追加します。
EPEL のリポジトリ情報をインストールすることで、RHEL向けのパッケージを使うことができるようになります。(RHELは、RedHat Enterprise Linux の略、エンタープライズ(企業)向けの高品質なLinuxディストーションのことです。 )
参照:EPEL公式ページ
Remi リポジトリの追加。epel-releaseで見つからないパッケージをRemiで入手します。
(epel-releaseは信頼性が高いですが、パッケージ数は少なく、欲しいものが見つからないことが多いため。)
yumの--enablerepo=epelオプションでEPELを許可して「 libmcrypt 」をインストールします。
(libmcryptはMCryptが使用する暗号化ライブラリ。暗号化関数自体とこれらへのアクセス機構を提供するものです。これらは安全でないコードを書ける構造上の欠陥があり、10年近く更新されていない拡張モジュールのため、PHP7.2以降で非推奨とされています。仕様やアプリケーションの稼働期間、コストなどを考え、自己責任で扱ってください。)
yumの--enablerepo=epelオプションでEPELを許可して「 libraqm 」をインストールします。
php5.5をインストールします。利用するアプリケーションに合わせて、追加で mbstring などの PHP の拡張をインストールするようにしてください。
phpのバージョンを確認します。
更新をかけて最新の状態にします。
OS再起動時に、自動的に Apache httpd が起動するように設定します。 この設定をしないと、OSを再起動するたびに手動で Apache httpd を起動しなければいけません。