初心者エンジニアの備忘録

サーバ構築のあれこれを忘れないようメモ

CentOSインストール【CentOS7.9】

1)インストールメディアの準備

  CentOSインストーラーを入れたメディア(USBメモリ)をサーバに挿し、サーバの電源を入れる。


2)Boot Manager

  起動中、F11で [ Boot Manager ] を選択。


3)USBから起動

  [ Boot Manager ] / [ Boot Manager Main Menu ] / [One-Shot UEFI Boot Menu ] で
  [ Disk connected to front USB1:USB Flash Disk ] を選択しUSBから起動。


4)OSインストール

  「CentOS 7」という黒い画面が立ち上がったら、[ Install CentOS7 ] を選択。
  [ Test this media & install CentOS 7(起動したメディアに破損がないかテスト後にインストール)]
  という項目もあるがそのままインストールへ進む。


5)言語選択

  「CentOS7へようこそ」という画面になるので言語選択。
  左の窓から「日本語」を選択し、右下「続行」ボタンをクリック。

 

 

6)「インストールの概要」画面

  「インストールの概要」画面が表示されるので、任意で以下のような設定をする。
  ・ソフトウェア/ソフトウェアの選択(GNOME Desktop(GUI)など必要に応じて選択)
  ・システム/インストール先(デバイス選択とパーティション設定)
  ・システム/KDUMP(KDUMPの有効・無効を選択)
  ・システム/ネットワークとホスト名


7)ソフトウェア/ソフトウェアの選択

  「ソフトウェアの選択」画面が表示されるので、
  ・「ベース環境」から任意で必要なソフトを選択する。(「GNOME Desktop」など)
  ・「選択した環境のアドオン」から任意でチェック。(「開発ツール」、「システム管理ツール」など)
  ・左上「完了」をクリック。


8)システム/インストール先

  「インストール先」画面が表示されるので、
  ・「デバイスの選択」からインストールする対象のHDDもしくはSSDを選択する。
  ・「その他のストレージオプション」/「パーティション構成」から「自分でパーティション構成する」を選択。
  ・左上「完了」をクリック。


9)パーティション作成

  「手動パーティション設定」画面が表示されるので、パーティションを作成する。
  (マウントポイント、サイズは、ディスクやメモリのサイズ、サーバの用途で適宜調整します。)
  ・左下の「+」をクリックする。
  ・「新規のマウントポイントの追加」ポップアップ画面になるので
   それぞれ「マウントポイント」、「割り当てる領域」を入力して「マウントポイントの追加」をクリックする。

  【webサーバ:HDD4TB、メモリ32GBの場合の例】
   /(root) :100 gib ※
   /boot :1000 mib
   /boot efi :1000 mib
   /swap :48 gib(実メモリの1.5倍程度)
   /home :100 gib
   /usr :100 gib(必要に応じて作成。マウントポイントの選択肢にないものは記入すると作成できます。)
   /var :残りの容量(「割り当てる領域」に何も入力しない場合、残容量が割り当てられます。)

  ※ここでは二進法で表示されるため、十進法で入力した場合二進法で計算され端数が出てしまう。
   初めから二進法で入力するとわかりやすい。
   例)1 MB = 0.954 MiB(メビバイト) または 1 MiB = 1.049 MB
   例)1 GB = 0.931 GiB(ギビバイト) または 1 Gib = 1.074 GB

  ・左上「完了」をクリックすると「変更の概要」ポップアップ画面が表示されるので、右下「変更を許可する」
   をクリック。


10)システム/KDUMP

  「KDUMP」画面が表示されるので、
  ・「kdumpを有効にする」のチェックがあるので、
   kdumpを有効にしたい場合>そのまま
   無効にしたい場合>チェックを外す
  ・左上「完了」をクリック。

  ※kdumpとは、システム (カーネル) がクラッシュした時点でのメモリ内容を保存 (ダンプ)した
  ファイルのことです。このファイルの内容から、クラッシュ時のコールトレース、仮想メモリ、プロセスなど、
  原因解析する際に重要な手がかりとなる情報を確認することができます。


11)システム/ネットワークとホスト名

  「ネットワークとホスト名」画面が表示されるので、
  ・左側に認識されているネットワークインターフェイスが表示されるので、
   設定したいインターフェイスを選択して右下「設定」をクリック。
  ・「○○○の編集」ウィンドウが表示されるので以下を設定。

  【 全般 】タブ
   「この接続が利用可能になったときは自動的に接続する」をチェック。
  【 IPv4のセッティング 】タブ
   ・「方式」:「自動(DHCP)」から「手動」に変更。
   ・「アドレス」:右の「追加」をクリックして
    アドレス、ネットマスク、ゲートウェイを記入。
   ・「DNSサーバー」:「8.8.8.8」と「8.8.4.4」などを記入。2つ以上記入するときは間をカンマで区切る。
    (8.8.8.8および8.8.4.4はGoogle Public DNSです。)
  ・右下「保存」をクリック。

  ・左下「ホスト名」に当該サーバの名前を記入し、「適用」をクリック。
  ・右下の「現在のホスト名」が更新されたらOK。
  ・左上「完了」をクリック。


12)インストール開始

  「インストールの概要」画面右下の「インストールの開始」をクリック。


13)インストール中にrootのパスワード設定と一般ユーザーの作成

  「設定」画面が表示されるので、以下の設定をする。
  ・ユーザーの設定/ROOTパスワード
  ・ユーザーの設定/ユーザーの作成


14)ユーザーの設定/ROOTパスワード

  「rootパスワード」画面が表示されるので、
  ・「rootパスワード」にあらかじめ決めておいたパスワードを入力。
  ・「確認」にあらかじめ決めておいたパスワードを再度入力。
  ・左上「完了」をクリック。


15)ユーザーの設定/ユーザーの作成

  「ユーザーの作成」画面が表示されるので、
  ・「フルネーム」と「ユーザー名」にあらかじめ決めておいたユーザー名を入力。
  ・「パスワード」にあらかじめ決めておいたパスワードを入力。
  ・「パスワードの確認」にあらかじめ決めておいたパスワードを再度入力。
  ・左上「完了」をクリック。
  ・画面下部に黄色の帯で注意書きが表示されるので、もう1度、左上「完了」をクリック。
  (後ほど追加可能なので1ユーザーのみ作成)


16)再起動(CentOSが正しくインストールされたら)

  「設定」画面の右下「再起動」をクリック。


17)ライセンス同意

  再起動後、「初期セットアップ」画面が表示されるので、
  ・地域設定/ライセンス情報 を選択。
  ・「ライセンス情報」画面下部の「ライセンス契約に同意します」をチェック。
  ・左上「完了」をクリック。
  ・「初期セットアップ」画面右下「設定の完了」をクリック。


18)USBメモリを抜く

  ログイン画面が表示されたらメディア(USBメモリ)を抜いてOK。


19)インターネットにつながるか確認

  ・rootでログインする。
  ・「ようこそ」画面で右上「次へ」クリック。
  ・「入力」画面で右上「次へ」クリック。
  ・「プライバシー」画面で「位置情報サービス」を「オフ」にして、右上「次へ」クリック。
  ・「オンラインアカウント」画面で右上「スキップ」クリック。
  ・「準備完了」画面で「CentOS Linux を使い始める」クリック。
  ・「初めて使う方へ」画面で右上「×」クリックでウインドウを閉じる。
  ・デスクトップメニュー「アプリケーション」からシステムツール/端末を選択して、コンソールを起動する。
  ・「ifconfig」で設定したネットワークインターフェイスのIPを確認。
  ・「ping 4.2.2.1」で「64 bytes from 4.2.2.1: 〜〜 time=1.○○ ms」を確認。(msが出ればOK)
  ・[ Ctrl ] + [ C ]でpingを終了。
  ・右上「×」クリックでコンソールを閉じる。


20)ログアウト

  ・デスクトップ右上の電源アイコンをクリック、「root/ログアウト」を選択。
  ・「ログアウト」クリック


 お疲れ様でした。